あっぷるくらぶのときに「次は殺しのドレス」とか言ってて、全然書いてないことを思い出したので、今回は久々の一般ゲームであるコレで行きます。フェアリーテール製作の本格的サスペンスドラマ「殺しのドレス」!
一応サスペンス物なのでネタバレ回避に畳んでおきます。
「ふぇありぃてぃる」(管理人屈指の萌えゲー)という寸止めロ●コンゲームでデビューしたエロゲーメーカーである、かのフェアリーテールが贈る本格サスペンスAVG「殺しのドレス」です。
陰惨なストーリーにあわせたようなモノクロの実写取り込み背景に載せたキャラ原画は80年代風のニューウェーブ・ポップな絵柄で個人的には好き。たぶん「あぶない女性心理学入門」(だっけ?)とか「あっぷるくらぶ」の脱衣シーン(男の)を担当した方だと思います。
起動したとたんに始まる、赤と黒だけで表現されたショッキングなオープニングアニメは今見ても((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル。このオープニングの効果音は「ラプラスの魔」の鐘の音の次の次くらい(微妙な順位)にトラウマ。
ストーリーは主人公の友達である結婚間近だった女友達が公園で暴行を受けて殺害、何故か婚約指輪をしていた指が切り取られ持ち去られていた。当初は猟奇殺人か強盗と思われていたが、実は主人公含む男女数人の仲良しグループの中の過去の確執が原因であった。主人公が真相を追うもその間にも事件はさらに拡大し、ついに自分の彼女にまで魔の手が…。
とぼかして書きましたが開始数分で犯人が誰か判明するので推理サスペンスAVGではなく、展開を楽しむ「火曜サスペンス」AVGと思ってプレイした方が賢明かもしれません。または青春群像ドラマ。いやソレにしてはどろどろしすぎか。
終盤ごく一部にハマリがあるも(途中で選択するルートで話が分岐してバッドエンドとハッピーエンドに分かれる)そこさえ気をつければ基本的にコマンド総当りでなんとかなるゲーム。色々試して(いい意味で)頭の悪いリアクションや隠しCGを見よう!(友達のお母さんのおっぱいを揉む、など)
無理矢理サービス的なベッドシーンも入りますが、彼女の身持ちが鉄壁の如しなので歯軋りするような寸止め展開。ヒロインの評価を大幅に下げるシーンなのでwここ無い方が絶対よかったって!マジで!
あと特筆すべきは「登場人物の名前変更モード」。主人公ヒロインの他に登場人物の大半(周りの友達や通行人レベルの人まで)が変更可能。ただ気をつけておかねばならないのが、登場人物がさくっと惨殺されたりするので「下手に自分のリアルの友達の名前などを割り振るとプレイ中に鬱になる」ことですか!
あと犯人にも名前を付けられるのでうっかり親友の名前など親しい人の名前を付けたりしないようにね!プレイ中('A`)こういう顔になります。イヤホントに。ちなみに起動時にESC押しっぱなしで変更モードになります。(通常起動してもモードには入れません)
この作品3くらいまでシリーズ化(でも確か話に関連ない)されたので、それなりに好評だったのではないかと。2は「業界初!ベッドシーンからスタート」みたいなコピーがついてましたが今見ると「それがどうした」という気もしないではない。やってないからわからんけども。